総村と作曲工程
おつかれさまです、総村悠司です。
今日は『総村と作曲工程』についてです。
説明に時間や文字数が必要であることもあって、便宜上、「作曲」とか「曲を作る」とか表現することがほとんどになってしまっているのですが、頭の中では少し違ったとらえ方をしています。
せっかく、ブログを始めたのですから、今日はゆっくりと文字数を掛けて書いてみたいと思います。
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いきなり例え話になってしまい恐縮ですが、「ひらがな二文字の名前」を取り上げて、考えてみます。
ああ、あい、あう、あえ、あお …… んわ、んを、んん
ひらがなの全ての組み合わせを試したとき、そこには多数ですが有限の集合が元々存在しているわけです。
しかし、「名前」として採用できそうなものと、できなさそうなものに何となく二分されます。名づけ親が、推考を重ねて決定した場合であっても、閃きで即決した場合であっても、「元々存在していたものの中から選択した」という別のとらえ方ができそうです。
曲に関しても、その構成要素が多いものの、有限の集合であることに変わりはありません。(それゆえ、楽譜によって表現・再現できる)
ですから、簡単に「曲を作る」という言葉を置き換えるとするならば、「曲を発見する」、うーむ違うか「曲をこの世に召喚する」という表現が近いかなと思います。
作曲や編曲のとき、総村もピアノやキーボードを前にして「こうかな?」「こっちかな?」と試行錯誤をしているわけですが、真の姿を正しくとらえて顕現化させないと、せっかく召喚したのにもかかわらず、何となく不完全な気がしてしまう……そんな感覚なのです。
世の中のクリエイターさん達はどんな感覚なんだろうなぁ。試しに、「作曲 召喚」とか「ものづくり 召喚」と検索してみましたが、同志は見つかりませんでした(苦笑)。気長に同志が現れるのを待ちたいと思います。
以上、今後ともよろしくお願いします。
歌『ちいさなもりのおおきなき』
おつかれさまです、総村悠司です。
今日は歌『ちいさなもりのおおきなき』についてです。
一時期、自動車で長距離を往復する機会があったのですが、その際の道中にとても大きな木があったのです。
当初は「大きな木だなぁ」くらいにしか思っていなかったですが、それがあるとき急に無くなってしまったのでした。
無くなったから違和感を抱いて、気づいたんですね。
それでも、わざわざ降りてどういうことか確かめようとか、Webで調べてみようといった動機はなぜか起きず、ただメロディーと付帯する詞につながりました。
今回、ブログの記事を書くにあたり、Google Map等で調べてみたところ、
石岡の一里塚(http://www.city.ishioka.lg.jp/page/page001410.html)だということが分かりました。
平成14年の7月に台風の影響で倒壊してしまったとのことで、年月もおおよそ一致しますので、間違いないですね。
歌詞に含めた意匠としては「自然は、人が思っている以上に大きな存在だ」というものです。
自然災害の脅威や、自然に再び戻っていく太古の遺跡を見る度に、人の小ささと自然の大きさを感じさせられます。
でも、本質は、人がそもそも自然の中の一部であるということ。
それを忘れないでいたいのです。
ニコニコ動画に投稿した際、たまたま特集に組み込まれたおかげで、
他の歌よりも多くの人の耳に届いた結果になりました。ありがたいことです。
■Message for foreign friends
I think that Concept of "Trying to cherish the natural" is important.
In this song, I wanted a close-up of the aspects of "Nature has a strong vitality and tolerance than humans think".
I composed the melody and arrangement as simple as possible, because I wanted this song to such representation as nursery rhyme.
■作品ナンバー
80
■NexTone管理番号
N00088841
■Floatin' POPs収録順
2曲目
■作曲日
2002/09/11
■編曲日
2002/09/12
(歌詞とコード譜は、歌詞・コード譜紹介ページをご参照お願いします。)
■リンク(Amazonさん)
■無料試聴リンク(iTunesStoreさん)
■ニコニコ動画に投稿したページ
以上、今後ともよろしくお願いします。
歌『寄り道』
おつかれさまです、総村悠司です。
今日は歌『寄り道』についてです。
総村は大学進学の際に他県に一人暮らしすることになりました。また、時を同じくして生家も引っ越しすることになりました。なんだか、あっという間に生家が遠い存在になってしまったんですね。
それでも、大学生ですから新しい事や楽しいことが日々溢れており、生家のことなどすっかり忘れて過ごしていました。
1年が経ち、自動車の運転免許も手にした総村は、思い切って生家のあたりに行ってみることにしたのでした。
さすがにまだ1年、あらゆるものが変わってしまっていた訳ではなかったですが、微かに生じている変化や、逆に変わらずに在り続けたものから、何とも言えない感覚を受け取ったのが強く印象に残りました。
こんな時、総村が一番まともに表現できる方法と言えば……
そんなこんなでできた歌でした。
アレンジは、怒られるのを承知で書きますが、『I and me(管野よう子氏)』を多分に意識しています。素敵な曲です。上にも書きました大学進学時の一人暮らしの初期、まだ慣れない街を自転車で探索するときに、気持ちを前向きにしてくれた良い歌です。
■Message for foreign friends
I visited again in town who lived a long time ago.
This song was made while remembering the feelings of that time.
In their own, I like the chord progression of Bridge.
■作品ナンバー
79
■NexTone管理番号
N00089723
■Floatin' POPs収録順
1曲目
■作曲日
2002/08/28
■編曲日
2002/09/02
(歌詞とコード譜は、歌詞・コード譜紹介ページをご参照お願いします。)
■リンク(Amazonさん)
■無料試聴リンク(iTunesStoreさん)
■ニコニコ動画に投稿したページ
以上、今後ともよろしくお願いします。
アルバム『Floatin' POPs』
おつかれさまです、総村悠司です。
今日はアルバム『Floatin' POPs』についてです。
しがないアマチュア作曲家ですが、これまでに物理的(?)な音楽アルバム自体は5つ作ったことがありました。元々は7つは作りたかったのですが、主に忙しくなってしまったことから断念……。
何故、7つにこだわっていたかというと、アルバムの頭文字をつなげると「S」「O」「H」「M」「U」になるんです。2つのアルバムの頭文字は「R」と「A」にするつもりでした。今まで誰にも言っていなかったし、誰からも「もしかして……?」と言われなかったので、未完成の「仕込み」は埋もれていくものだなぁと思いました。
話が横道にそれました。
今日はアルバム『Floatin' POPs』についてです。
iPhoneユーザであることもあって、iTunes Storeさんで自曲がダウンロード可能とできる状態が一つの目標でもありました。総村の場合は、monstar.fmさんの海外配信サービスを利用させていただくことで、iTunes Storeさん(だけでなく、Amazonさんなどへも)のWebサイトに取り扱い頂くことができました。ありがたいことです。
また、Google先生の検索エンジンも凄まじく、「floatin pops」として検索をすると……
なかなか、感極まる結果を表示してくださいました。(2017/02/11現在)
そうでした、アルバム名が「Pops」となってしまっているのを見て思い出しました。アルバム名には当然ながら理由があります。大元であるmonstar.fmさんでは総村の意図通りの「Floatin' POPs」となっていますが、多くのサイトでは「Pops」だったり「pops」だったりになってしまっています。
アルバムの9曲目に収録している「Piece of Peace」のプレリュード扱いで作った「Floatin' POPs(アルバムには未収録)」という曲名をそのままアルバム名に流用したのでした。
曲名の方の元々の意図は
・POP=Piece of Peaceの頭文字(自分、頭文字大好きですね……)が徐々に浮かび上がってくる。
・pops(泡っぽいもの)が徐々に浮かび上がってくる。(不可算名詞? イメージですよイメージ…)
といったものでした。
今回のアルバム制作にあたっては、かなり衝動的なところが大きく、「最初で最後であろう」という悟りとともに
・総村の中にかつて浮かび上がってきたPOPs(ポップス)
を凝縮しようと即決した次第でした。相変わらず、思い切りだけは良いです。
さて、まだ書き足りないことがあったような気がしますが、夜も更けてきたので。
以上、今後ともよろしくお願いします。
ブログ開始にあたって
おつかれさまです、総村悠司です。
遅ればせながら、ブログを開始することにしました。
インターネット上にギターコード譜がフリーで閲覧できるサイトがあるようなのですが、そこに載っていた自分の曲があまりにも意図と異なっていたので、公式に「自分の曲の正しいコード進行を示し、作曲の背景をオープンにできれば…」という動機から思い立ちました。
(忙しさもあり、現状コード譜が作成・アップロードできていませんが、将来的には必ずアップロードさせたいと思います!)
方法としては、レンタルサーバ上にHTMLでちまちまと作る手段も考えましたが、今までブログを使ったことがなかったので、これも良い機会なのではと思った次第です。
当面は、2016年4月にリリースさせていただいた『Floatin' POPs』収録曲の紹介をしていこうと考えていますが、状況を見て、音楽以外の創作物も紹介できていければ嬉しいかなと思います。
ブログタイトルですが、約1分の熟考(?)の末、決めました。
語感もそうですが、楽譜を示す「スコア」と、試合経過を記録していく「スコアブック」が何となく今後のブログの行く末とマッチしていそうに感じたからです。
以上、今後ともよろしくお願いします。